2020年10月06日(火)
ホワイトマットスクリーン(拡散タイプ)は光の拡散に偏りがなく素直な特性をもつ。
有害光がない場合は非常に良好な映像が表現できます。
プロジェクターからの投射光が投射された方向に戻る特性を持っています。
例えば、床にプロジェクターを設置して観客は座った状態である場合にプロジェクターの
光は効率良く観客に反射します。
この状態の時に天井からの照明用光がスクリーンに当っている場合、
その光は観客側ではなく、天井の照明に向かって反射するため
不要な光を軽減する効果を持っています。
スクリーンゲイン(反射輝度)が高く、単一方向への反射特性があり、偏光フィルター式立体映像(3D)にはこの左右の分離特性が良いシルバーが適しています。
プロジェクターをスクリーン背面から投影するため、箱に入ったプロジェクターと同じで外光の影響を受けにくくすることが出来ます。しかし、プロジェクター光と観客の目が一直線上になるためスクリーンを通して見た映像の中央に明るい火の玉現象(ホットスポット)が発生します。このためフレネルレンズとレンチキュラーを組み合わせてこの症状を回避させることが出来ます。
映像を投影した際にプロジェクターの光源が特に明るくスポット状に見えること。 ホワイトボードに投影した場合に同じ現状を確認できます。
リア投射においてスペースが十分確保できない場合は、ミラーに一度反射させてスクリーンへ投射して距離を稼ぐ方法があります。一般ミラーの場合、ガラスの厚み分が二重反射をおこしてしまうので「面反射」の製品を使う必要があります。