2020年10月03日(土)
右目と左目では捉える映像が少し違います。例えば親指を目の前10cmに出してみてください。そして片目ずつ閉じてその指を見てください。右の図1のように見えるはずです。それでは目の前20cmに出してみてください。また片目ずつ閉じて、その指を見てください。右図2のように見えるはずです。この左右の目で見える差を両眼視差といい、この差で人間は物体の距離感を把握し、立体を認識します。
瞳孔間距離にあった2つのレンズで両目用の映像を撮影、記録します。右目用映像を右目に、
左目用の映像を左目に見せれば両眼視差を再現出来、立体に見えます。
*一般的にレンズ/カメラの物理的制約で並べての設置は困難なためハーフミラーを使ったリグを使用します。
Panasonicからは一体型の専用のカメラも販売されています。
昔からある方式で、赤色と青色の眼鏡をかけて観賞します。
コンテンツも赤色と青色で構成されており、赤レンズが入っている方の目では青色の映像を見て、青レンズが入っている方の目で赤色の映像を見ます。こうすることで立体に見ることが出来ます。
左右のレンズに偏光方向の異なるフィルター(偏光子/波長板)を貼り付け、
左右の映像にもそれぞれ対応したフィルターをかけて表示する。左右の映像を分離して視覚できるため、
立体像の観賞が可能となる。
3Dディスプレイの画面切り換えと同期したアクティブシャッターグラスを使用することで、左右の映像を分離でき、立体視できる。フル画像で伝送・表示できるため高画質。
左目用・右目用の映像をそれぞれ1秒間に60コマ、計120コマを超高速で交互に表示している。
3D対応プロジェクターを1台使う方法と、右目用と左目用の2台使う場合があります。
2台使う場合は、プロジェクターのレンズに左右それぞれの偏光フィルターを付けて投影します。
再生機は両目用にそれぞれ1台ずつ必要です。
1台のプロジェクターを使用する場合も3Dメガネが必要で、3D対応の再生機も必要になります。
スクリーンはシルバースクリーンが必要です。※P14参照
プラズマモニターでも液晶モニターでも3D用が存在します。
表示方法はメーカーによって異なりますが、フレームシーケンシャル方式と偏光方式、
裸眼方式などがあります。モニターに3D映像を表示させる場合は、3D対応の再生機が必要となります。