2017年05月09日(火)
アナログ映像と音声の伝送用端子 。
DVDプレーヤーとテレビを繋ぐ際に用いられていたが
地上デジタル放送になってからはデジタル映像が普及したため
現在はHDMIで繋ぐのが一般的となっている。
アナログ映像の伝送用端子。
SはSeparateの意味。
輝度信号と色信号に分離したコンポジット信号を伝送する。
S端子には拡張仕様があり、S1、S2と呼ばれるものがある。S1は16:9のワイド映像のうち、
スクイーズ信号に対応しているものでS2はS1の機能に加え、レターボックス信号にも
対応しているものを指す。
アナログRGBコンポーネント映像の伝送用端子。
一般的にパソコンと周辺機器を接続するために用いられている。
現在はデジタルの普及により、DsubよりもDVI、HDMI端子が装備されていることが多くなった。
アナログ映像の伝送用端子。
Y(緑)、Pb/Cb(青)、Pr/Cr(赤)に分かれており
Yは輝度・同期信号、Pb/Cb、Pr/Crは色差信号を伝送する。
信号を分離させることによって、信号の劣化を防ぐことができる。
信号線の太さや抵抗によってSDI信号用やアンテナ用など
使い分けられている。信号の太さや抵抗を表す名称として
7C2V,5C2V,3C2V,5CFBなどがある。
現在、デジタル映像伝送SDI信号には大きく5種類存在し、
すべて転送レートの違いとなる。
①SD-SDI 通常転送レート:270Mbps
従来のNTSC信号(コンポーネント、コンポジット)デジタル伝送方式
②HD-SDI 転送レート:約1.5Gbps
ハイビジョンの1080/60iまでをサポート
「60i」はフレーム的に考えると30Pになる。
1080/60Pを伝送する場合は
HD-SDIを2本(デュアルリンク)使う必要がある。
4K/30Pを伝送する場合はHD-SDIを4本使用する。
③デュアルリンクを1本化したのが3G-SDI
HD-SDIの2倍の容量が伝送できる。
④6G-SDIは1本で4K/30Pが伝送可能
6G-SDIを2本で4K/60Pが伝送可能
⑤12-SDIでは1本で4K/60Pがが伝送可能になる。
ケーブル的には伝送可能だとしても、再生機器、表示機が
そのケーブルに対応している必要がある。
例えば4K/60pを再生するのに、3G-SDIを2本ではなく、
HD-SDIを4本でしか受けれない再生機器もある。
※データ転送には通常、4:4:4のように非圧縮データを扱うことは少なく、
データ圧縮された4:2:0や4:2:2になる。
圧縮方式や階調ビット仕様(8ビット、10ビット、12ビット)でデータ量は異なるため
機器付属の仕様書を確認する必要がある。
高周波(Radio Frequency)の略称
テレビのアンテナに接続するために用いられている
SDIもRFケーブルも端子は違えど、中身は同軸ケーブルを使用している。
5本の同軸ケーブルが1本にまとまったもの。
同軸ケーブルと同じく業務用機器の映像伝送用に使用される。
各ケーブルに色が付けられており、赤と青と緑色が映像信号の基礎となる信号の
赤(R)、緑(G)、青(B)で、黄色がH(水平同期信号)、白色がV(垂直同期信号)となる。
アナログ映像の伝送用端子。
コンポーネントケーブルと同じ役割を果たす。
2017年1月現在、HDMIはバージョン2.0が最も高い転送レートを持った規格です。
4K・60P、HDRに対応し、18Gbpsのスピードがあります。
ケーブルには機器の性能に合わせた製品を使う必要があります。
2017年以降はHDMI2.1規格が発表され、
4K・120P、8K・60Pまで対応し転送レートは48Gになります。
HDMIのType Aと呼ばれる事もあります。
HDMIには複数のコネクタ形状があり、HDMI Mini はタブレットPCや小型のプロジェクタ、
ビデオカメラなど、比較的小型の映像機器に搭載されている。
HDMIの Mini Type Cと呼ばれる事もあります。
タブレットやデジタルカメラ、デジタルビデオカメラなどの機器で、デジタル映像と音声信号を伝送するためのものです。
小型の携帯機器から大型なディスプレイ・モニターに出力する事が一般的です。
HDMIのType Dと呼ばれる事もあります。
ディスプレイポートは名前が示すようにディスプレイ用に規格されたのケーブルです。
解像度、色、フレーム数を送出機器に自動で合わせます。
バージョン1.3では4K・60P、8K・30P転送が可能。
HDMIとの大きな違いは、HDMIは機器製造にライセンス料が発生しますが
DisplayPortは無料です。
このため今後はパソコンディスプレイ以外にも普及するでしょう。
アナログ/デジタル映像の伝送用端子
DVI-IとDVI-Dがあり、DVI-Iはデジタルとアナログ兼用で
Dsubと互換性がある。
DVI-Dはデジタル専用なので、アナログ信号との互換性はない。
パソコンの出力端子はDsubが主流となっていたが
近年はデジタル化が進みDVI-DやHDMIが主流となっている。