2019年01月30日(水)
さむくなったよねぇ。ぼくは こたつが こいしくて ねむたくて。
今回のブログの話するでッ!
4,000lmのプロジェクターを使って、どれくらいの照度の時に、どのくらい見えるのかというのを実験してみました。
大型プロジェクターの場合は私達プロにお任せいただければ最適なものをご用意させていただきますが、会議室や展示会場でちょこっと使うレベルのお話をします。
仮にサイズを100インチで投影するということにします。
映像として成立しているかの基準は、グレースケールを表示させた時に階調が潰れていないか、ということにします。
階調が潰れるというのは、例えばグレースケールの左上を参考にしますと、下記画像のように、一番左の黒とその隣の黒の違いが分からなくなるということです。
1.作業場の照明を「消灯、半消灯、全点灯」にして、それぞれの照度を測る
2.プロジェクターでグレースケールを投影し、階調が潰れていないかを確認
3.グレースケール以外に文字や写真もどのように見えるかを確認
大きな文字を表示する場合やコントラストが高い映像だと、多少プロジェクターの輝度が低くても見える場合があります。
●消灯
照度:0 lx
●半消灯
照度:18 lx
●全点灯
照度:102 lx
ではグレースケールを表示して色の階調を見ていきましょう。
●消灯 0lx
消灯の時が一番よく階調の差が分かります。
●半消灯 18 lx
●全点灯 102 lx
写真をadobe動画編集ソフトのPremierに流し込んで、波形で見てみましたが、階調が見えづらくなっていることが分かります。
●消灯 0 lx
●半消灯 18 lx
●全点灯 102 lx
では、次に文字と画像を表示させた場合、照度の違いがどのように影響してくるのかを見てみましょう。
●オリジナル
●消灯 0 lx
●半消灯 18 lx
●全点灯 102 lx
次に背景が緑色で黒の文字はどうなのか見てみましょう。
●オリジナル
●消灯 0 lx
●半消灯 18 lx
●全点灯 102 lx
写真では白地に黒文字、緑地に黒文字だけですが、他にも白地に赤、緑、青文字、青地に白、黒文字、黒地に白文字、緑地に白文字等いろいろ表示させてみましたが、やはり背景色と文字の色の差がしっかりある方が、多少部屋が明るくても見えます。
●オリジナル
●消灯 0 lx
●半消灯 18 lx
●全点灯 102 lx
●オリジナル
●消灯 0 lx
●半消灯 18 lx
●全点灯 102 lx
お財布の都合上、明るいプロジェクターを使用できない場合は、なるべく部屋の中を暗くしてください。
それも出来ない場合は、リアスクリーンという映像を見る側からではなく、反対側からプロジェクターで投影するスクリーンがあり、スクリーンからプロジェクターまでを真っ暗にすることで、部屋が多少明るくても映像を見ることが出来ます。
イメージ図
展示会場のブース内だとスポットライトなど照明がたくさんありますので、小型プロジェクターは厳しいですね。
会議室の照度は300~700lxだと言われていますので、4,000lmは厳しいということになりますが、会議室ですので、窓のブラインドを閉めたり電気を消すと問題なく使用出来るでしょう。
映像として成立しているか調べたい場合は、下記グレースケールをダウンロードして表示させてみてください。
階調の潰れは無いですか?
お客様からいただいたデータが見えていれば、それでOKという基準ではありません。
お客様の中には会社のロゴの色など絶対に変えられない色があります。
その場合は色再現性の高いプロジェクターが必要になり、極限まで色を近づけます。
ここにプロフェッショナルの技術があります。
会社創立記念日にドドーンと式典をしたい!などプロジェクターを使いたいけど、どれを使ったらいいか分からないということでお困りの方は!是非シーマにお問い合わせください。
レンタルも販売も両方可能です。保有している機材であれば実機を確認してもらうことも出来ますよ!
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ありがとうございます!