2018年07月26日(木)
こんかいは、シーマのしごとに ぴったりのテーマだよ!
って、なんでやねーーん!
今回扱うものは、アクリルやガラスなど透明な板にペンキのように液体を塗るとスクリーンになるという代物です。
シールのように貼るフィルムスクリーンはよくあるのですが、このように塗るタイプは珍しいですね。
塗るとムラになりそうですが、果たして不器用な私でもきちんと塗れるのか、スクリーンとしての能力はどうなのか、検証していきたいと思います。
塗るスクリーン:S-Paint 150mlセット 18,114円
アクリル板:600mm×910mm×2枚 2,267円×2
3000lm液晶プロジェクター: PT-LW330J
合計金額23,000円程
・S-paint 150ml 本体 1本
・トレー
・ローラー用ハンドル
・塗布用 専用ローラー
・手袋
・セロハンテープ
・取扱説明書
150ml 1本で16:9の場合、127.75インチ、4:3の場合は114.7インチ分塗ることができます。
・四角いアクリル板全面に塗ったタイプ
・猫の形に塗ったタイプ
左は塗ってすぐですが、右が乾いてきたので半透明になっています。
塗った時にできるローラーの重なった部分は、乾くと自然に消えると取説に書いてましたので、ここは気にせず30分ほど放置しました。
二度塗りはしっかりムラが出来ていますが、乾燥後どのようになるのか気になりますね。
約30分放置し、乾燥させたスクリーンです。
■全面タイプ
■じょしゅタイプ
全面に塗ったタイプは、一度塗りでローラーの重なった部分が意外と残っていますね。
二度塗りに関してはムラが残りましたし、取扱説明書にも二度塗りの記述はなかったので、これはしない方が良いでしょう。
では、実際に投影してみましょう。
この塗るスクリーンは、塗った方から投影し、塗ってない方から見ます。
プロジェクターで投影した方向とは逆の方向から見る場合、リア投影と言い、その際に使用するスクリーンをリアスクリーンと言います。
■全面タイプ
カメラの特性上、写真ではホットスポット以外は暗く見えていますが、実際は全体的にもっと明るいです。
ホットスポットが少々眩しいレベルです。
フロント(プロジェクター側)から見た写真
リア、フロント共にこの写真よりも実際は明るく見えています。
それだけ光の透過率が高いということですので、実験環境と同じような照明の下でも問題なく見えます。
視野角は広く、横から見てもキレイに見えましたが、逆にムラが目立ちました。
■じょしゅタイプ
横から見たらこんな感じです。けっこうキレイに見えています。
このサイズだとムラは全然気になりません。
じょしゅにいろんな表情をさせてみましたので、下記動画からご覧ください。
また、この商品は剥がすのも簡単で、表面に霧吹きで濡らし30秒~1分ほど待って、端から外すとフィルムのように剥がれます。
30cmくらいのアクリル製の箱に塗り、それを何個か用意してマッピング!というのも面白いでしょうし、「塗る」というメリットを利用して、任意の形にカットしたアクリル板に塗るのも良いでしょう。
あくまでも「簡易」ですが、プロの技が無くてもサッと容易に出来るというのが最大のメリットだと思います。
興味のある方は購入して使ってみてください。