2016年03月28日(月)
≪みなみなさま、おはようございにゃーーす!!
こんかいは かめらの がしつひかく じっけんでーーーす!!
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≪以上3枚は私が撮影した写真ですが
世にあるデジカメ講習動画などを見ると
露出だの被写体深度など、いろんな専門用語があり、また
撮影する対象物によって各種設定を変える、
レイアウトを意識する、光量を調整するなど
きれいな写真を撮る様々なテクニックがあります。
この手のブログや教本などはたくさんありますので
今回はカメラの構造にフォーカスを当て、画質の比較実験をしてみました。
≪ぼくを さいだいげん うつくしく とって!!!!
≪いつからナルシストキャラに?
下記テーマの下にそれぞれの解説と実験を行います。
はじめに…解像度と画質
1.ISO感度と画質
2.ズームレンズの望遠側と広角側
3.画像サイズと画質
4.単焦点レンズで夜景撮影
実験に使用した機材
デジタルカメラ:オリンパスPen5
メインレンズ:付属レンズ14mm~42mmズーム F3.5~F5.6
比較レンズ:Panasonic 14mm~140mmズーム F4~5.6
カメラの解像度とはカタログに書かれている画素数のことではありません。
仕様書には「画素数」としか書いていません。
レンズから入った光が撮像素子に入って、
最終的にメモリカードに書き込まれたデーターが解像度です。
パソコンのディスプレイのようにレンズ系等が介入しない場合は表示ドット=解像度になります。
画質とは、画像の品位を指し、ノイズ、白飛び・黒つぶれ、輝度ムラ、色収差、コントラスト
保存の方式など色々あり、解像度が高いから画質が良いということにはなりません。
普通にオートで撮影すればそこそこの画質は得られますが、なんと言っても重要なのは「明るさ」
照明や太陽光があればまったく問題の無いキレイな写真が撮れます。
照明と言ってもバックライトを活用したりとプロのようなことを言い出せばキリがありませんので
ここではカメラの性能上必要な照明とします。
きれいな写真を撮るには、明るさが必要だと説明しましたが、
カメラにとって明るさが関係があるのは、ISO感度です。
オートで撮影する場合、明るければ明るいほどISO感度は低くなり、
暗ければ暗いほどISO感度が高くなります。
ISO感度とは、レンズからの光が不足した場合に電気的に感度を上げて、
デジタルカメラの明るさを稼ぐという方式です。
電気的に上げるので、撮像素子からのノイズが一緒に上がってしまうので
ざらざらした写真になります。
実際どれくらい変わるのかを比較してみます。
室内でISO感度の比較実験を行うには、照度が非常に関係あります。
参考に紹介しますが、一般家庭では200~300ルクス、一般事務所で400~500ルクス、
作業場など細かい作業をする場所では1000ルクス以上あります。
今回実験する場所は事務所ですので、照度計で測定するとだいたい約400ルクスありました。
実験で撮影する壁面の照度は約200ルクスです。
今回はISO200とISO1600で撮影比較をしてみました。
画像クリックで拡大。
ISO200で撮影
ISO1600で撮影
横に並べて比較した写真がこちらですが、
ISO200の方が暗いので多少見づらいですが、
ISO1600の方がボヤボヤした写りになっているのが分かりますでしょうか。
特に色のある部分の解像度が低下していますね。
≪そんなにわからないけどね。
≪今回はそんなに変わりませんでしたが、状況によってはすごく変わるので
なるべく外光や照明の強いところで撮影する方が美しいキリっとした写真が撮れます。
以前、ブログでISO感度のノイズを調べたことがありますので
こちらも参考にご覧ください。生のノイズを掲載しています。
遠いところにいる猫などを撮影したい場合などは、
近くに寄ると逃げられる可能性があるので
ズームレンズで望遠側にしたりしますよね?
何気なしに望遠側にしていますが、画質は変わるのかという実験です。
実験する際は、画質に影響のあるISOや絞りは触らず
明るさはシャッタースピードを変えて調整します。
オリンパスPEN付属レンズ(14mm~42mmズーム F3.5~F5.6)の
広角側と望遠側で同じ対象物を同じレイアウトで撮影してみました。
望遠側で撮影する際はもちろん、広角側で撮影した場所よりも
後ろに下がってズームをして撮影します。
比較画像
左が14mm広角側で右が41mm望遠側です。
望遠側は赤地に黒文字も、青地に黒文字もボヤボヤしてフォーカスが
合ってないように見えますね。
このような画像であっても、単独で見れば違和感は無いと思いますが
キレの良い写真を撮るためには、なるべく広角側で撮影するのがミソです。
PENの標準レンズはプラスチックのような軽い素材で作られているのですが、
別で所有していたガラス素材で作られた少々高価なPanasonicの
3倍ズームレンズを装着して同じように撮影してみました。
左の焦点距離は12mm、右が32mmです。
どちらもキレイに撮影出来ていますね。
レンズのクオリティが良いと言えます。
同じくPanasonicの10倍レンズでも試してみました。
今度はオートモードでの撮影です。
左は22mm、右は140mmです。
ここまで倍率が違うとさすがに140mmがボヤボヤして見えますが
オートにしているため、ISOも広角側が400に対して、望遠側が1250まで上がりました。
ISO感度アップのノイズと望遠側の画質低下の両方が加わっているのが分かります。
つまりこの結果から、望遠側で撮る際でもオートではなく
マニュアルで撮影する方がキレイに撮れるということが分かりました。
実験で使用しているオリンパスPENのカメラは画像サイズの設定は
「画質モード」という項目表示になりますが、ここでいう画質というのは
カメラの撮影サイズのことで、本来の画質とはあまり関係がありません。
選択肢として、RAW、LF、LN、MN、SN、LF+RAW、LN+RAWなどがあります。
他のカメラのだいたい同じような選択項目があるでしょう。
LMSは画像サイズ、FやNはファイン、ノーマルの意味で
データーの圧縮率なので画質に影響します。
タイトルだけ見ればサイズが大きいほうが有利なんですが
誤解の無いように説明しますと
4000ドット×3000ドットのカメラと
2000ドット×1500ドットのカメラがあるとします。
2000×1500で商品を1個撮影するより
4000×3000で商品4個撮影した方が現場撮影には手間がかかりません。
そして無理して画面いっぱいに商品を撮影する必要もありません。
この方法なら画質的には同じです。
今回の実験は4000×3000ドットのカメラであっても
あえてMやSサイズの2000×1500ドットで撮影するのです。
今回はLサイズN(ノーマル画質)とMサイズNモードで比較します。
Lサイズは4032×3024、Mサイズは2560×1900です。
比較画像
左がMサイズで右がLサイズです。
一目瞭然でMサイズの方がキレがよい写真ですね。
なぜこのような現象が起こるかといいますと、下図をご覧ください。
実際このようなパターンかは知りませんが概念図です。
一般的なデジタルカメラは、この図のようなカラー抽出方法により
フルドットの撮影では十分な解像度が得られません。
ハーフサイズで撮影した方が画質も良く、メモリカードの消費量や書き込みも早くなります。
すべてのデジタルカメラがこのような構造ではなく
一部メーカーではRGBフルドットのフィルター方式が存在します。
ハーフサイズで撮影した画像は100%表示でも切れの良い画質です。
ズームレンズ1本あれば、ほとんどの撮影が可能です。
しかし50mmしか撮影出来ない単焦点レンズも存在します。
この違いは夜景等を撮影すれば差が出ます。
昼間ではまったく分かりません。
では、付属レンズから見ていただきましょう。
絞り値f/11 露出:1/2秒 ISO400 焦点距離32mm
これでも十分キレイですが、若干ボヤボヤしていますね。
では、次に単焦点レンズ(50mm)装着した写真をみてください。
絞り値f/8 露出:1/3秒 ISO400 焦点距離50mm
≪なんじゃごりゃぁぁぁあああ!!!!!!
≪キレが良くすごく美しいですね~。
ズームレンズのように、レンズが多ければ多いほど1点の光に対して
必ず通過する光と乱反射する光があります。
これを分かりやすく説明するために、レンズの表面に
ハンドクリームを薄く塗ってみました。
この状態で蛍光灯を撮影すると、このようになります。
何も塗らなければ、このようにくっきりとしています。
汚れていない画像と比較すると全然違いますね。
夜景や暗いところを撮影する場合は、単純と言っては失礼なのですが
複雑なレンズは避けた方がよりキレイな写真が撮れるでしょう。
これまで4つの画質比較実験を行いましたが、
キリっとした写真撮影するためには、
明るい場所でISOを下げて、ズームレンズは広角側にして
画像サイズは最大解像度の半分くらいのサイズに設定する。
夜景や暗い場所で撮影する際は、単焦点レンズを使う。
≪ま、そういうことだね~
≪最後に出てきたくせに偉そう!!
≪これでものんで おちついて~( ^-^)_旦””
≪それ猫用ミルク!!!!
今回、この実験を動画でも作成しましたので
是非ご覧になってくださーーい!
≪じかいも よろしーま