2015年10月29日(木)
≪みなみなさま おはようございにゃす。
こんかいは しゅふの みかた! あめけんちきを つくったよ。
≪日常生活をしている上で、各種センサーはとは切っても切れない関係にあります。
触ってもないのに開く自動ドアや座ると暖かくなる便座などこれらには
「センサー」が使われています。一概にセンサーと言いましても、
感圧、ひずみ、温度、湿度、光、赤外線、紫外線、超音波、電流、気圧、接触など
様々なものがあり、多領域で使用されています。
我々の映像業界でも、QRコードをかざすと映像が表示する、
展示ルームに入室すると、映像・音楽が始まる、など様々なセンサーで演出効果を高めています。
ここまで書くと、なんかセンサーって難しそうだなという
印象を抱かれたのではないでしょうか。
いいえ、難しくありません!!!!!
見てください、奥様!!
この安っぽいタッパーに入ってるのがセンサーなんやでぇぇぇええ
≪すごぉーーーい!!えぇ〜でもぉ、おたかいんでしょぉ〜〜
って、これちがう。ちがうやーーーーーーつ。
≪今までは素人にでも出来る!と謳いながら、難しい創作をやってたと自覚はあります。
まぁ、今回も例に漏れず難しいんですけど、電気に興味があれば、、、、簡単やで!
≪きほんこうぞうは むずかしくないのに、きょうじゅが くわえる ひとてまが むずかしい。
では、材料はこちらになります。
・ボイスレコーダー(972円)
・スピーカー(216円)
・スポンジ(食器用スポンジのかけら 0円)
・鉛筆の芯(その辺にある鉛筆を真っ二つ 0円)
・電線 (159円)
・電池ケース (129円)
・熱収縮チューブ (72円)
・タッパー小(100円均一)
・結束バンド(100円均一)
・ホットボンド(100円均一)
【教授のひと手間部品】
・トランジスタ/2SC945LP(21円)
・保護抵抗22KΩ
・保護抵抗680KΩ
一から材料を集めると2,000円ほどかかりますが
電線や熱収縮チューブ、結束バンドなどは以前購入したものを使っているので
実際は1,400円ほどでした。
相変わらず片思いの共立電子さんで購入しています。
≪シーマブログは いつも ていかかくで おおくりしております。
≪ボイスレコーダーが8Ωなので、スピーカーも8Ωを選定しています。
その理由は前回のブログを参照ください。
私が加えたひと手間は、水滴センサーで発生する電流が微量なため
スイッチを動作させる力が無いので、トランジスタを加えて大きくしました。
22KΩの抵抗を付けたのは、ショートするのを防ぐため。
680KΩの抵抗を付けたのは、空気中に飛んでいる携帯電話などの微弱電流に反応させないためです。
なぜ680KΩなのかはここでは省略しますが、気になる方はコメントください。
基本的に水滴センサーのシステムを構築する際、機材の選定やケーブルの接続方法などは
ボイスレコーダーの取扱説明書を元に作っていきます。
では、作り方を説明していきます。
まず100円均一で買ったタッパーの蓋に、スピーカーを当てて
マジックペン、またはボールペンで縁をなぞります。
スピーカーを外して、縁の中に、9つ開ける穴の印をつけます。
開ける場所は適当にええ感じにしてください。
印を付けた後はこんな感じでドゥルドゥルしてください。
力いっぱい押し込むと蓋にヒビが入る可能性があるので気を付けてください。
穴が開けられたら、スピーカーを印に沿って置き、上からホットボンドで接着させます。
この蓋の端にセンサーである鉛筆の芯を通す穴を2つ開けます。
この時は印を付けないで開けたところ、こんなことになりました。
≪ずれたww
なんども いうけど ぼく しろーとだからね!
ドリルなんて じんせいで すうかいしか にぎったことないもん!
≪自慢すな!9つの穴もいびつやしな。
当社のテクニカルスタッフはプロなので、このようなことは断じてありません。
ご安心ください。あ、安心してください。
≪ぶれてませんよっ!って、それ ぜんかいのブログだよぉ。
≪では、次にセンサー部分を作っていきます。
鉛筆はカッターで縦に裁断し、芯を傷つけないように削ぎ落としてください。
≪ケバブやな
≪取り出した芯の先を細く削ります。
尖らした先に電線を巻き付け
熱収縮チューブを通してライターで熱し、圧着させます。
≪え、なにこれ。なにこの びんぼうくさいのーーーー!!!!
≪なっ!!!!!何を言うかっ!!!!
鉛筆の芯というのは炭で出来ていて、
水が付くことによって電流が発生するのだよ。
さらに炭の何が良いかと言うと、錆びないのです。普通の電線などですと水に濡れると錆びますわな。
錆びない物質として金、炭、ステンレス(錆びにくい)を挙げられますが
センサーとして炭(鉛筆の芯)が一番使いやすかったということで選定しました。
これ、センサーですからね。ここにスポンジを挿して水滴センサーになるんですからね。
≪えんぴつって なまりで できているのだと おもってたよ。。。
≪では、ボイスレコーダーの基板に移ります。
この基板にトランジスタと保護抵抗を半田で付けます。
付ける位置はここ
すべて半田で付けてから電池パックにホットボンドで基板を付けます。
水滴センサー(鉛筆の芯)を内側からタッパーの穴に挿し、ホットボンドで止めます。
電池パックをタッパーに入れる際、電池のスイッチが底に干渉するので
ドリルでスイッチの位置に穴を開けときます。
電池パックがグラグラするので、タッパーと電池パックをホットボンドで付けます。
上でもお見せしましたが、完成形がこちら
ケーブルが長くて邪魔だったので、結束バンドでまとめました。
雨が降ったら流れる音楽としてこちらを作成しました。
今回使用したボイスレコーダーはボタンを押している間録音できるというものだったので、
スマホで再生させて録音しました。
では、実際に実験をしてみましょうか!!!!
≪あめがふってないから、まず、あまごいからだね。
あめよぉ〜ふってこぉ〜い〜 なんやったら おかねでも〜いい〜いや、おかねがいい〜
≪もはや主旨が変わっておるじゃないか。
雨を待てないので霧吹きます。
≪お、おくさーーーーん!!!!あめふってまーーーーす!!!
≪家事や仕事に集中してる時でもこれさえあれば、雨を知らせてくれるので
すぐ気づくことが出来ますね!ただ、窓をぴったり閉めてサスペンスドラマを大音量で見ていると
音が聞こえなくなるので、ご注意ください。
あくまで静かに作業をしている時に一番有効となります。
雨に濡れている間ずっと鳴ってしまうので、雨に気付いたら検知器も家の中に入れて
スポンジを外しておいてください。
≪コンパクトで かるいなんて おたかいんでしょぉ〜〜
≪いいえ、1,400円で出来ます!!「雨降り検知器」でネット検索するとあまりヒットせず
なおかつヒットしたものは5,000円ほどしますが、電気の仕組みを覚えて手作り出来れば
こんなにも低価格で作ることが出来ます。
センサーもそうですが、みなさんが思っているほど難しいわけでもありません。
こんなの作ってみたいんだけど、どう作ればよいの?注意点は?など気になっている物があれば
是非コメント欄に書いてください。
シーマブログで取り上げて説明させていただきます。
手に技術を付ければ付けるほど、
無駄な出費を抑えることが出来ます。
≪ぼくは ドアをあける というぎじゅつを もってるよ!!
≪開けるのはいいけど、閉めてけーーーーーー!!!
≪じかいも よろしーま♡