2015年07月24日(金)
≪みなみなさま おはようございにゃす!
ぜんかいは LEDライトについてやりましたが
こんかいは ブラックライトについて実験してみました。
≪弊社の常務がとある会合で蓄光石をいただいてきまして
ブログに活用出来ないかということだったので色々調べていた折
蛍光塗料に行き当たり、ブラックライトを作って色々見てみようという流れになりました。
つまり、いただいた蓄光石を活用することが出来なかったということをここで謝罪いたします。
≪ないぶじじょうを オープンにしすぎーーーーーー
≪てへてへぺろぺろ、本題です。市販で売ってるブラックライトを買っても良かったのですが、
あえて名前は触れませんが、前回のブログで使用した赤いボディのLEDライトが早速壊れ
(ボタンを押すと中に入り込んでしまってスイッチの機能が果たせなくなりました)
そのまま捨てるのも勿体無いので、修理してLEDを取ってブラックライト(紫外線LED)に付け替えました。
ここで、簡単にブラックライトとはなんぞやについて説明します。Wikipedia様が。
「ブラックライト(black light) は、わずかに眼で見える長波長の紫外線を放射するライトである。ブラックライトの光自体は人間の目にほとんど見えないが、ブラックライトを当てた物体はその中に含まれる蛍光体だけが発光するため、非破壊検査に使われるほか、視覚効果の一種としても利用される。」(Wikipedia様より引用)
≪でた!とくいのやつ!!
≪ブラックライトは対象物を破壊せずに検査が出来る(非破壊検査)他、
紙幣などの複製防止策としてやイベントなどの再入場用に手に押されるスタンプなどに使用されています。
ブラックライトの波長は370nmとされているので、
この波長の紫外線LEDライトを購入する必要があります。
紫外線LEDには色んな種類があるので気を付けてください。
シミの原因になるから紫外線は嫌〜いと言われるモノの波長は280nm〜317nmだそうです。
ちなみに、殺菌用の波長は250nm
波長が違うだけで、こんなにも使い道があるのですね〜。
≪こんかいのライトは ぼくがつくったんだよーーー!!!きょうじゅのサポートをもらいながら。
・紫外線LED(480円)
・壊れた小型LEDライト
・39Ωの抵抗
・半田ごて
まずLEDを取ります。
元々くっ付けている半田が錆びており、溶けにくいので
写真のように新しい半田を付けながら溶かすと良いでしょう。
≪さぎょうは ふたりでしたほうが いいね
そして、十分に溶かしたところで前面からラジオペンチでLEDを引っこ抜きます!
このようにしてLED全て引っこ抜き、邪魔なのでバネも取ります。
小さい白色の四角い板(抵抗)も付いていますが全て取ります。
のっぺりん
多少強引にやっても大丈夫です。
次に、真ん中に紫外線LEDを付けます。
棒の長い方がプラスです。
棒の不要な部分は半田付けした後、ニッパーで切断します。
≪プラスとかマイナスとか、このへん むずかしくて スッと りかいできないよ。
≪その説明すると長くなるので省きますが、難しいなと思うところは
飛ばしてください。分からなくても問題ありませんので。
ここから少し難しい話をしますが、興味のある方だけ読んでください。
まず今回購入した紫外線LEDの仕様書を確認します。気にするところは電流と電圧です。
上の表は商品ページにある仕様書を一部抜粋させてもらいました。
消費電流は最大25mAなので、だいたい標準で20mA(0.02A)と仮定しときます。
直流順電圧(許容電圧)が最小3.2-標準3.6-最大4.2Vとなっていますが
このライトは単四電池3本使用するもので、元々付いている抵抗が15Ωでした。
この抵抗値はマルチテスターで測定できます。
その場合の使用時の電圧を計算してみましょう。
(オームの法則を思い出してください。
電圧を計算する時は、電流(A)×抵抗(Ω)です。
電池の電圧1.5V×3本=4.5V)
消費電流0.02(A)×抵抗15(Ω)=0.3V
0.3Vしか下がらないということは電圧は4.5-0.3=4.2Vです。
許容電圧ギリギリですよね。
これでは危ないのでもう少し大きな抵抗(39Ω)に付け替えました。
0.02(A)×39(Ω)=0.78(V) 4.5(V)-0.78(V)=3.72(V)で許容範囲に入りましたね。
≪む、むずかしい、、ねつ でそうだよ。のうみそ とけたぁ〜〜〜!!!
≪とにかく、元々付いていた抵抗は合わなかったので、付け替えたという認識だけで大丈夫です。
そんな感じで、ちゃちゃーっと付けた完成形がこちら↓
表からはこんな感じ
これを本体にセットしまーーす!
≪なんか へんなかんじだね
とにかく照らす!
隠れてそうなものをとにかく照らす!
今回照らしたもの。
1.紙幣
・中国元
・米ドル
・ユーロ
・アラブ首長国連邦/ディルハム
2.インドビザ
3.時計
4.蛍光ペン
5.クレジットカード
6.おまけ
≪本当の楽しみはここからでーーーーーす!!!!!!
いろんなモノを照らしてみよーーーーう!!!!
まーーーずーーーはーーー紙幣!!!!!
≪また へんなスイッチ はいってるね。
≪何を隠そう私は、中国(China)で4年間勤務しておりましたので
中国の紙幣は持ち合わせて、、、、、おりまーーーーーっす!!!!
ブラックライトを照らすと「50」の上に「50」が浮かび上がってきました!!
≪さっすが〜!!にせさつが よくでまわる くには ちがいますな
≪ちょちょちょちょーーーい!!!!!
消されるんじゃないかな。記事じゃなくて、君の存在を(小声)
≪わるいのは ぼくじゃなくて、このクチだよ。ごめんなさい。
≪日本円もブラックライト用の施しをしてあるそうなのですが、
小さなライトではよく分かりませんでした。
日本銀行のホームページに偽造防止の詳細ページがありましたので、リンク貼っておきます。
https://www.boj.or.jp/note_tfjgs/note/security/index.htm/
紙幣の横にラインが浮かび上がりました。
位置は違えど10ドル札も同じような感じです。
写真では分かりづらいですが、ラインの中に文字が書かれています。
カラフルな短い繊維状のものが浮かび上がりました。
韓国ウォンも同じような感じでした。
この通りカッコいい絵が現れます。
≪ディルハムって なじみがなさすぎて ロースハムのともだちかと おもっちゃう。
≪アラブって聞くと、誰がそんな危険そうな国に行ったんだと心配になりそうですが
ドバイですわ。と聞くと、あ、あのハイソな人種がいっぱい住んでるところね、と納得できる不思議。
調べていて一番テンションが上がったのがこちら。
通常こんな感じに見えますが
光を当てると〜〜ペカーーーーーーッ!!!!!!
美しい!!!!!!美しすぎますぞ!!!!インディア様!!!!!!
≪がんだ〜ら、がんだ〜ら。さすが ゆめのくに やな。
えきぞちっく〜じぇぺ、あっ。
≪蛍光体にもよく反応するらしく、時計の針に付いている蛍光体も
ほらこの通り。ペカーーーッ
蛍光ペンで描いた絵もペカーーッ
≪さらに きょうじゅのオデコもぺ、あっ。
≪ヘッド ハラスメントやぞ!!!!本日エサ抜き!!!!!
≪それだけはぁぁああ!!!!ぜんぶ いってないのにぃぃぃい!!!
≪目が物を言ってんだよぉぉぉおおお!!!
取り乱しましたすみません。
VISAのクレジットカードもロゴの部分を照らすと
【V】の文字が浮かび上がりました。
ちなみに、ここは何も浮かび上がりませんでした。
≪じぶんで つくってみるのは たのしかったけど、むずかしかったよ。
しょうじき ひとりで できる じしんない。
≪あ、それ結論で先に言っちゃう?
確かに、じょしゅには「抵抗」という知識もなく、LEDを差し替えれば良いとだけ
思っていたようなので、難しく感じたかもしれません。しかし、逆に言えば
この抵抗値を意識するという概念があれば、ライト以外の機械の仕組みも理解しやすくなると思います。
ブラックライトを自作してみたいとお考えの方で質問などある場合、
その他やって欲しい実験などありましたら気軽にコメント欄に記入してください。
何でもかまいません。採用された方には粗品をプレゼントします。