みなみなさま こんにちはでございにゃす！

懐かしのAV機材シリーズ第二弾。
今回はブラウン管方式のテレビです。

私が2007年に中国北京に勤務するときは日本の自宅にブラウン管テレビがあったので良く覚えています。
もちろん世間では液晶テレビにシフトしていました。
ブラウン管はガラスでできていて、非常に重いですよね。
なので家庭用は21インチくらいまでが多く使用されていました。

ブラウン管テレビは約15年前には一般に存在していたので、多くの人はを見たことがあると思います。

ぼくも おさないころは　ブラウンかんで　みてたよ。

きみは一体何歳なんだ！？

よこながじゃない！しかくに　みえる！

2012年に北京から日本の自宅に帰るとテレビ放送はアナログから地上波デジタルに変わっていました。
たった5年なのに「浦島太郎」みたいです。
映像技術の進歩は目まぐるしいです。

さて、液晶テレビとブラウン管の比較ですが、軽い・省電力・省スペースと液晶が圧倒的に良いです。
ただ一つの欠点は残像があることです。
残像とは、1フレームの画像に前の画像が残る現象です。
ブラウン管は残像がほとんど無いのでビデオカメラで画面の撮影をするとフレーム差が黒帯となって見えてしまいます。

ここでデジタルカメラのシャッタースピードを変えながら、2台のテレビの映り具合を比較しましした。

上の画像はシャッタースピード1/30ですが画面には変化は現れません。

上の画像は1/60シャッターです。
これも変化は見られません。

画像にある黒いペンは残像を調べるために、ペンを上下に動かしてみました。
明らかに液晶に映っているペンはぼやけています。
これが残像がある証拠です。

上の画像は1/125シャッターです。
ようやくブラウン管に黒い帯が出ました。
この帯は「ブランキング」と言って、映像信号の無い部分で人間の目では見えません。

シャッタースピード1/250ですが、これ以上スピードを上げると当然黒い帯は発生します。

しかし、液晶ディスプレイの欠点は残像だけではありません。
スマホにカウンターを表示させて、シャッターを切ると下の画像のように表示時間に誤差が発生します。

カウンターは1/100秒なので3/100秒（0.03秒）の遅れが発生しています。
（1フレームは0.033秒）
これはゲームの世界では敬遠されます。
最近のゲーム専用ディスプレイは、さらに10倍速い（0.003秒）。
もちろんブラウン管には負けると思います。
ブラウン管の遅れはゼロです。

有機ELやLEDディスプレイは特にブラウン管のように残像が少ないですが、黒い帯は出ません。

この画像はLEDディスプレイです。
1/30から1/250で撮影、さらにシャッタースピードを上げても黒い帯は確認できませんでした。

この原因は入力の映像が30コマであっても、内部で4倍の120コマ（それ以上）までアップして表示しているのでブランキングは見えません。
つまり動きに対しても表示反応が良いことになるので、スポーツなど動く映像を表示させることに適しています。

こちらのLEDディスプレイ、なんとレンタルしております！

そもそも地上波デジタルはインターレース方式で送られてきていますが、最近の液晶テレビはすべてプログレッシブ方式なので、プログレッシブでノンインタレースを表示させているということになり、この弊害としてエンドロールなど文字が横に流れるとパラパラとした非常に不自然な動き（になります。
本来インターレースのブラウン管ではこれがスムーズ見えます。
プログレッシブだと映像容量が大きくなるので、インターレースという方式を取っているのだと思いますが、地上波もきれいな映像で見られるようになったら良いですね。

昔の作品をブラウン管で見るのも、味があってけっこう楽しいですよ。
ブラウン管の時代に未来のテレビとして、フィルム状のディスプレイの試作品を見た記憶があるのですが、そんなの、まだまだ先の話と思っていたらもう売られていますね。
おそろしい進歩です。
2025年の大阪関西万博ではどのような未来を覗けるのか、とても楽しみですね！

ぼくもうまれて　はじめての　ばんぱくだよ。
とてもとても　たのしみ～！！

シリーズはまだまだつづくよ。
じかいもよろシーマ！