第百五弾  3G-SDI to USB3.0変換器を使ってみた

2022年08月24日(水)

じょしゅ
みなみなさま こんにちはでございにゃす!

きょうじゅ
今回はシーマが販売している選りすぐり商品のご紹介です!
手のひらサイズの小さい商品です。

じょしゅ
ちいさいんかい!

きょうじゅ
あかんのかい!
それは3G-SDI信号からUSB3.0への変換器です。
一般家庭で使用するカメラの出力端子はHDMIが多いのでHDMIからUSB変換はけっこう多く存在しますが、
3G-SDIからの変換器はあまり見かけません。

きょうじゅ
この機器の良い点はプロ用カメラ出力をパソコンに入力できる点です。これができると収録はもちろん、配信も可能です。
プロ用カメラは簡単にケーブルが抜けないようにBNCタイプというロックができる端子を使用したSDIケーブルを使用しています。

きょうじゅ
3G-SDIとはフルハイビジョン1920×1080、60Pつまりフルスペックです。
現在、この信号は普通に扱っていますが、データ量は3Gバイト/秒もあり、そのまま収録するには大きすぎるデータと言えます。

きょうじゅ
今回は変換器の性能を見るために、変換器を通した場合と通さずに収録した場合の画質に差が出るのかを実験してみます。
変換器を通す際はWindows10パソコンについている「カメラ」アプリを使って収録し、直接の際はSDI入力があるHyperDeck Studio miniを使って収録します。

変換器を通して収録


きょうじゅ
このカメラアプリではUSB3.0からの信号をMP4形式で記録します。

きょうじゅ
ライブ配信を想定してビデオスイッチャーや業務用リモートカメラも使用してみました。
今回のシステムは以下の図のようになり、すべてシーマのレンタル品です。


きょうじゅ
早速こちらで収録した動画をご覧ください。

きょうじゅ
ビデオスイッチャーを使うとライブ配信らしくなりますね。

きょうじゅ
変換器からの出力信号はYUV2と言ってランク的には422。
つまり放送レベルの形式になります。
※非圧縮は444,業務用は422,民生機器は420とかになります。
(一概には言えませんが)
パソコンで記録したファイル形式はコーディックされ、MP4になり圧縮されます。
記録動画はすべて圧縮しないと膨大なデータ量になってしまいます。

きょうじゅ
比較ためにSDカードレコーダーHyperDeck Studio miniにも記録しました

変換器を通さずに収録

きょうじゅ
先程と同じくMP4形式で記録し、ファイルサイズは1分で340Mバイトになりました。
パソコン記録のMP4は1分で266Mバイトです。
接続図はこのようになります。


きょうじゅ
パソコンに記録した動画とSDカードに記録した動画のビットレートを表にしてみました。

きょうじゅ
この差は単純にコーディックの際のビットレート設定数値の違いによるものです。
SDカードレコーダーには3種のビットレート設定があり、ミドルクラスで記録しました。
ビットレートが大きいと高画質なのです。
動画を何に使うかでユーザーがビットレートを決定します。
このようなデータ量の差による画質は画像を見ただけでは違いはわかりません。
むしろ、これらを再コーディック(編集やYouTubeアップ)されると画質が低下します。

3G-SDIリモートカメラについて

きょうじゅ
私はこのカメラを初めて使いました。
見た目は監視カメラっぽいですが、画質の良さに驚きました。
テーブルにそのまま設置できるため扱いが便利なのとズームフォーカス、パン、チルト操作をリモコンで行えるため重宝します。
近くで使う場合はSDIケーブルで接続でもいいですが、ネットワーク伝送も可能で、カメラの操作もネットワークを使用してコントローラーからできます。
これはLAN接続の例です。
POEで電源供給することで配線も簡素化できます。


きょうじゅ
今回紹介した3G-SDI to USB3.0変換器自体は単体で使うものではないので、周辺機器も一緒に紹介しました!
各商品のページは下記の通りです。

販売&レンタルページ


オンラインショップ:3GSDI to USB ビデオキャプチャーデバイス



レンタルページビデオスイッチャー: V-1SDI



レンタルページ:SDカードレコーダー:HyperDeck Studio mini



レンタルページ3G-SDIネットワークカメラ:HC811-12ST-POE


じょしゅ
おといあわせは おきがるに~
では、じかいもよろしーま♪

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