第九十六弾 竹炭でマイクを作ってみた

2021年11月29日(月)

じょしゅ
みなみなさま こんにちはでございます!

じょしゅ
あ!なべがある きょうはさむいから なべやきうどんかな?


きょうじゅ
ちがう!これはカーボンマイクの材料なのだ。

じょしゅ
え?だってすみもあるよ。


きょうじゅ
これもマイクの材料なのだ。
カーボンとは炭のことである。
炭は電気を通す。
炭の粉が動くと、抵抗値が変化する。
この原理から薄い金属パネルに音を当てるとパネルが振動して音が電気信号に変化するのがカーボンマイクです。

きょうじゅ
カーボンマイクは昔の黒電話に使われていた。もちろん今も使えます。
<これね>

この電話の良い点はNTTからの電話線に電源も乗っているから、災害時の停電でも使えるので見直されている。
そして特別なアンプ(電子回路)が無くてもカーボンマイク出力で小さなスピーカなら音を出せる。
音声帯域以外はカットされるので明瞭度も良い。


きょうじゅ
今回は竹炭を用意しましたが、
実は木炭も使ってみたがあまり良くありませんでした。

きょうじゅ
木炭も100均で買ったけど、導通性が悪かった。
再度、焼いて試したが不具合は変わらなかった。
木炭を粉状にして、そして圧力を加えるとやっと抵抗値が出てきたが、圧力を加えると音を振動させるアルミにも圧力が加わり音をうまく拾えない。
そして抵抗値も大きく、マイク音源としては良くない(インピーダンスが高すぎると周辺ノイズに弱い)
そんなわけで木炭マイクは諦めたんだよ。

きょうじゅ
これを見てくれ。
木炭をテスターで測っても、まったく導通が無い
しかし、竹炭はかなり導通性が良い。
.


きょうじゅ
昔、エジソンが電球を作るのにフィラメント材料を探すのに苦労した。
たどり着いたのが竹炭だったのだ。
ちなみに竹は日本のが良かったらしい

きょうじゅ
さて、カーボンマイクの作り方の説明をします。
いま時、こんなマイクを作る人はいないだろうが勉強にはなると思います。

材料は竹炭、これはAMAZONで買いました。
音を振動させるパネル、これはアルミを使う。
丈夫で手に入りやすいのがアルミ鍋100均です。
マイクケース、同じく100均で適当な物を買う。
大きくはこんな感じかな。

きょうじゅ
まず最初に竹炭を粉にする。
金槌で叩かないと粉にならない。

竹炭はかなり固いことが分かった。

きょうじゅ
次はケースの加工。
一番小さい容器で、3個で100円(税抜き)
蓋と本体に分かれるので、本体に2~3センチの穴を開ける。


きょうじゅ
アルミを切り取り、容器の底に張り付ける。
これがマイクの振動板になる。

きょうじゅ
このアルミの中に炭を入れるわけだが
それを封じ込める内側から蓋をする。
蓋は容器に付いていたものを周辺をカットして使用する。
電気を通すためのネジも中央に入れる。


きょうじゅ
内側の蓋の押し込み具合によって抵抗値が変わる。
テスターで測定して概ね数Kオームになるようにする。


きょうじゅ
マイクの構造はこんな感じ


きょうじゅ
これが完成すれば周辺回路を作る。


きょうじゅ
画像では分かりにくいがこのような回路です。


きょうじゅ
マイク出力の10μコンデンサはこの回路の直流をカットするため。
電池の47μのコンデンサはノイズカット用。
電池には通常、コンデンサは必要ないが電池は金属端子と接触している。
この場合、電池4個なので8か所も接触している。
これでもマイク音源にはノイズの原因になります。

きょうじゅ
さて、実際の音声を聴いてください。

きょうじゅ
ザーと言うノイズは炭素のノイズです。
昔のレコードもこのようなノイズがあった。
アナログ音源の好きなところですね。
生きている感じがします。

じょしゅ
りかいできない。

きょうじゅ

ノイズ低減のポイントとして、竹と木の混合や
電池電圧の適正値等、実験の余地はあるが
今回は構造とこれでも音が出ることをメインにした。

きょうじゅ
ところで
炭が余ったのでアルミ鍋と一緒にじょしゅにあげるよ。
この竹炭はご飯がおいしく炊けるらしい。

じょしゅ
やったー、さっそく ごはんをたいてみるよ。

ーー後日ーー

きょうじゅ
どうだった?竹炭ご飯は?

きょうじゅ
なんだ!これは??
ご飯が真っ黒ではないか!
さては、炭の粉も一緒に入れたな。

じょしゅ
だって、からだによいってきいたから。

きょうじゅ
うーん、たしかに昔からそう言われているが
健康に関することなので自身で調べて食ってくれ。

じょしゅ
じかいもよろしーま♪

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